歯科矯正中でもキスできる？矯正する前に知っておきたいポイントをご紹介！

まずは、歯科矯正について簡単に確認しておきましょう。
歯科矯正は、歯並びや噛み合わせの悪い状態を、矯正装置を用いてアゴの骨や歯に力を加えゆっくりと動かし、歯列や噛み合わせを治していきます。
歯が不揃いな状態であることや、上下のアゴの歯並びがちゃんと噛み合っていない「不正咬合」の場合には、食べ物が良く噛めないだけでなく、アゴの関節に負担をかけたり、虫歯や歯槽膿漏になりやすい、さらに言葉が明瞭に発音しづらいなど、生活に悪影響を及ぼすこともあります。

矯正中でもキスは問題ありません。ただし、ワイヤー矯正をしている場合、ブラケットやワイヤー線により相手の舌が傷つく可能性があります。
表側にワイヤー矯正をしていれば、わざわざ伝えなくても矯正中であることを相手も気づくこともできますが、裏側にワイヤー矯正をしている場合は目立たないため、気付いてない可能性があります。相手に、事前に矯正していることを伝えておく方がよいでしょう。

ただ、キスによって矯正装置に悪影響が出ることは歯科臨床でもないということですから、それほど過敏になる必要はないでしょう。

矯正をしていることを、相手がどう思うか、感じ方は人それぞれですが、歯並びを綺麗にしようとしていることに、あまり否定的に感じることはないでしょう。痛そうだな、大変そうだな、と感じる人はいるかもしれませんが、本人が思っているほど相手は矯正について気にしていないことが多いようです。

キスはもちろんですが、相手にあまり矯正装置を見られたくない、デートに行くハイセンスなレストランなどで目立ちたくない、と気にする人もいるでしょう。
その場合には、マウスピース矯正がおすすめです。
透明なマウスピースを使って歯列を動かしていく治療で、自分の歯型を取り、自分専用のマウスピースをつけて矯正をします。

取り外し可能なため、ここぞ！という場では、外すこともできます。ただし、あまり取り外しばかりしていると、矯正が思うように進まないこともあります。マウスピースの装着時間の目安は1日20時間です。装着時間が大切ですので、食事や歯磨きの時以外は基本的に装着した方がよいでしょう。また、咬合の状態によっては、マウスピース矯正では対応できない場合もあります。

ワイヤー矯正でも、歯の裏側につけるものであれば目立ちにくくなりますので、矯正歯科に行き、自分が希望する矯正で使える装置について相談するとよいでしょう。

歯科矯正中でもキスはできるのか、目立たない矯正などについてご紹介しました。
矯正中でもキスは問題なくできますが、ワイヤー矯正の場合には相手の舌を傷つける可能性もあります。事前に、相手に矯正中であることを伝えておいた方がよいでしょう。

また、矯正していてもしていなくても、キスをするのであれば、お互いの口の中は清潔な方がよいですよね。ワイヤー装置の場合には歯垢が沈着しやすいため、口の中を清潔に保つようブラッシングをきちんとするなど心がけるのがおすすめです。
マウスピース矯正であれば、取り外して歯磨きを行うため口内を清潔に保ちやすいです。目立ちにくく、他人からも矯正をしていることに気付かれにくいため、矯正していることをあまり知られたくない方も検討してみるとよいでしょう。