悪い歯並びは口元のたるみの原因なので早めに治療しよう

歯並びと口元のたるみは一見無関係に思えますが、実際は関連しています。
以下では、歯並びが悪いと口元がたるむ理由を見ています。
また歯並びを治す治療方法も見ています。

歯並びが悪いと口元がたるむのは、噛み合わせが悪くなるからです。
具体的には、ほうれい線に悪影響を与えます。

ほうれい線は頬と口元の境界線ですが、歯並びが良くなると自然に引き締まります。
ほうれい線のたるみは、加齢による表情筋の衰えでも発生するといわれています。

加齢による口元のたるみは顔の筋トレで予防することができますが、歯並びが原因の場合は歯列矯正をおすすめします。

歯並びが悪いと口元のたるみ以外の悪影響があります。主な悪影響を挙げますが、仕事に支障を来すものもあります。

・見た目が悪い
・発音が悪くなる
・上手く噛めない

歯並びの悪さが引き起こす悪影響を紹介しましたが、歯並びが悪ければ口元がたるみ口呼吸になる可能性もあります。

口呼吸になると口の中に細菌が侵入しやすくなり、風邪などの病気を引き起こします。

・受け口は、下の顎が出ているのが特徴です。
・開咬は、前歯がうまく閉じないのが特徴です。
・交叉咬合は、うまく噛み合わないのが特徴です。
・叢生は、歯がでこぼこなのが特徴です。
・すきっ歯は、歯の隙間が目立つのが特徴です。
・出っ歯は、歯が前に飛び出ているのが特徴です。

悪い歯並びにはそれぞれ特徴がありますが、いずれも口元に悪影響を与えるので早めの治療が大切です。
しかし歯列矯正は時間がかかるので、残業が多く平日が休みでない会社員は時間的に厳しいです。

歯並びが原因の口元のたるみは、歯列矯正で治すしかありません。
歯列矯正は町の歯科では無理なので、大きな病院に行くことになります。

大きな病院は多くの患者が来るため、予約制が一般的です。
しかし夜間対応の大きな病院は少なく、社会人は通院しにくいです。

そのため社会人は、部分矯正を選択する人が多いです。
部分矯正であれば比較的短期間での矯正が可能で、社会人でも通院しやすいです。

歯の部分矯正をしている病院は多くはありませんが、都心部であればインターネットで見つかる可能性はあります。

・ワイヤー矯正
・インビザライン
・MRC

歯並びの歯列矯正は器具を使いますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

ワイヤ矯正のメリットはきれいに並ぶことで、デメリットは目立つことです。
口を開けたら必ずワイヤーが見えるので、慣れないうちは恥ずかしいです。

インビザラインのメリットは目立たないことで、デメリットは自主的にはめなければいけないことです。
習慣化すれば自主的にはめることは難しくないですが、習慣化するまでは億劫に感じます。

MRCのメリットは痛みが少ないことで、デメリットは自主的な努力が必要なことです。
MRCはマウス型の矯正器具で、装着しているときはアクティビティという、口腔周囲の筋肉のトレーニングが必要です。

MRCによる矯正の目的は不正咬合の原因を治すことで、５才から１０才ぐらいの間に行うことが推奨されています。

歯列矯正で口元のたるみがなくなった事例は多いので、気になる方は病院に相談することをおすすめします。

歯並びの歯列矯正の価格は、病院または治療期間によって異なりますが、目安となる金額を紹介します。

・ワイヤー矯正は６５万円から
・インビザラインは７０万円から
・MRCは４５万円から

いずれの治療も安価とは言えませんが、今後の人生を考えると治療は必要です。

歯並びが悪くなるのは遺伝的な要因もありますが、指しゃぶりや爪噛みまたは舌癖なども影響するといわれています。

虫歯や歯周病も歯並びが悪くなる原因なので注意が必要です。
歯並びが原因の口元のたるみは見た目だけではなく、健康面にも悪影響を与えるので早めの治療をおすすめします。