「歯」とはどんな存在なのか??

「歯」とはどんな存在なのか??

「かけがえのない歯を大事にしよう!」とよく聞きますが、歯はどこから来るものなのでしょうか。歯ができる始まりを解説します。 2019年02月28日作成

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「かけがえのない歯を大事にしよう!」とよく聞きますが、歯はどこから来るものなのでしょうか。歯ができる始まりを解説します。 2019年02月28日作成

TOPIC 01

歯はどのような存在か

まず「歯」とはどのような存在なのでしょうか。始まりを知るだけでも歯に対する意識が変わります。
地球が誕生したのは45億年前。そして約40億年前に微生物のような原始生物が太古の海に誕生し、やがて多細胞生物が生まれ、魚となり、陸上へ進出。このように途方もない時間をかけたものが遺伝子の中に組み込まれながら進化して、最終的に人類となりました。この進化の過程は、お母さんの子宮の中で赤ちゃんが成長する過程と類似しています。
人間の誕生は子宮の中の卵子から始まります。受精卵となり遺伝子に組み込まれた設計図に従い、細胞が分裂・分化しながら増えていき、一つの細胞から細胞分裂を繰り返しながら、羊水に守られ魚のような形を経て、ヒトの形態をつくっていきます。

TOPIC 02

受精卵から三胚葉へ

卵子は受精後2週間で三胚葉と呼ばれる状態となり、各胚葉から組織が発生していきます。「外胚葉」は脳、神経、感覚器。「内胚葉」は消化器、呼吸器。「中胚葉」は骨、筋肉、循環器などになります。

では、「歯」は、どの胚葉から始まるのでしょうか。

答えは、「外胚葉」です。

多くの方が「歯」は「骨」の仲間だと考え、中胚葉からできたのだと答えたと思いますが、実は違うのです。「歯」は骨の仲間ではなく、脳・神経の仲間であり、まさに「歯は中枢」だったのです。

TOPIC 03

歯は道具なのか?

一般的に歯は咬む道具のように認識さえていますが、前述のように脳神経器官の一部として形成されます。
硬い柔らかいといった食感、冷たいものがしみる、虫歯になったら痛い。この当り前のことからも歯が神経を持つことを理解できると思います。つまり、歯は咬むための道具としての働きをしながら、脳神経由来の感覚受容器としての役割も持つ、特別な器官なのです。
一般的に外胚葉由来の組織の働きとは、いわゆる五感と呼ばれるもので、視覚・嗅覚・聴覚・味覚・触覚です。

「食感を楽しむ」なんてことを言ったりもしますが、歯も神経を持つ感覚受容器ですから、本来なら五感に並ぶ「歯覚」なのかもしれませんね。

TOPIC 04

歯医者選びは真剣に

身近に歯科医院は数多くありますが、どこに行ったらよいのか迷ってしまいます。
ここまで話しで、歯は感覚神経の一部であることはお分かりいただけたかと思います。
五感には良い刺激と悪い刺激があります。キレイ・汚い、よい香り・臭い、美しい音色・騒音、うまい・まずい、などです。

では、歯で感じるものはどうでしょうか。硬い・軟らかいはあっても、良し悪しはないように思われるかもしれません。しかし、ここがまさに盲点で、かみ合わせ自体の微妙なズレが「歯覚」の良し悪しとなっているわけです。五感にいい刺激が入ると脳が活性化します。同様のことが「歯覚」でも起こりますので、かみ合わせを良くすることは脳を活性化することになるのです。つまり、歯を治療するということは、目を治療する、耳を治療するのと同じくらい真剣に考えなければならないことなのです。

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