しゃくれが気になる！治療はどこで受ければいい？

顎のしゃくれに悩まれている方は沢山いらっしゃいますが、どこで治療を受けたら良いのかわかりにくいですよね。ここではそんなしゃくれの治療に関してご紹介します。

顎がしゃくれるというのは、下顎が前方に出ている状態を指します。専門的には「下顎前突（かがくぜんとつ）」と呼ばれる症状で、日本人にも比較的多い不正咬合の一種です。そんな下顎前突の主な原因は、下顎骨の過剰な発育です。骨格的に下顎が前方に突出しているため、しゃくれを治すためには大掛かりな治療が必要になります。

それから、下の前歯が前方に突出していることで、顎がしゃくれることがあります。これは歯列不正の一種で、歯並びの悪さが問題となります。その他、顎の筋肉の使い方などの異常が引き起こす下顎前突もあります。

上述したような原因では、下顎前突であるしゃくれは生じます。ですから、基本的にしゃくれを治療するのであれば、歯科医院を受診しましょう。歯科医院では、骨格に由来するものから、歯並びに由来する下顎前突まで、様々な方法を使って治療してくれます。

しゃくれというのは、顎骨の異常にしろ、歯並びの悪さにしろ、その原因は発育過程に生じることが多いため、小さい頃に治療を受けるのが一番です。おそらく、乳幼児や就学前のお子さまがいるようなご家庭では、しゃくれが気になった段階でどこに診てもらえば良いのか迷われているかと思いますが、迷わず歯科医院を受診してください。

とくに、小児歯科であればお子さまの顎や歯の発育を熟知していますので、今すぐにでも治療が必要なしゃくれなのかどうかを正確に診断してくれます。また、治療が必要と診断した際には、顎骨の矯正や歯列矯正など、いろいろな治療法を用いて顎の発育を正常なものへと導いてくれます。

しゃくれは、骨格的な原因が大きいため、子どもの頃に治すのが一番ですが、成人してからでもケースによって症状を改善することは可能です。ちょっとした歯並びの異常や、顎の筋肉の使い方の異常であれば、歯列矯正や口腔機能訓練によって改善可能です。

顎のしゃくれが気になったら、まず歯科医院を受診しましょう。歯医者は、歯だけでなく顎の骨格についても詳しいので、しゃくれの原因を正確に診断することが可能です。その上で、最適な治療法を選択しましょう。