審美歯科と矯正歯科の違いって何?違いを徹底解説!

審美歯科と矯正歯科の違いって何?違いを徹底解説!

審美歯科と矯正歯科の違いは歯を動かすか動かさないかです。結果的には同じように見た目が綺麗になる両者を比較していきます。 2018年05月22日作成

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審美歯科と矯正歯科の違いは歯を動かすか動かさないかです。結果的には同じように見た目が綺麗になる両者を比較していきます。 2018年05月22日作成

審美歯科と矯正歯科は両方とも歯ならびを綺麗にします。しかし、この2つには明確な違いがあったのです。歯を動かすのが矯正歯科・動かさないのが審美歯科です。この2つの違いについて紹介していきます。

TOPIC 01

審美歯科と矯正歯科の違い

出典元:https://www.shutterstock.com/

審美歯科と矯正歯科って聞くと皆さんはどういうイメージを持ちますか?どちらもゴールとして「見た目をよくする」というイメージではないでしょうか。矯正歯科でも歯並びが悪い人で歯並びが良くなって人生が変わったとか、審美歯科で歯を白くした女性が明るい人間になれましたとかいう広告を目にしたことがありますよね。

実際にはそうなのかもしれませんがこの2つの歯科は近いようで実は遠い存在です。これら2つについて比較していきます。

<治療期間が長いのは矯正歯科>

矯正治療は平均して3年前後治療期間がかかります。それに比べて審美歯科は2週間〜3週間ほどで治療が完了します。審美歯科でも矯正治療に似たことができて、すきっ歯のある患者さんに対して部分矯正をするのではなく被せ物で補ってしまうやり方があります。
歯の軸を変えるわけではないので治療期間はかかりません。結婚式が近づいている中で前歯の歯並びが気になるという患者さんがいたら部分矯正ではなく審美歯科の被せ物をお勧めしています。

<長い目で見て安心できるのは矯正歯科>
歯を大幅に動かすのであれば審美歯科で被せ物をするというよりも、矯正歯科で歯並びを改善した方が安心・安全です。審美歯科の盲点は一度治療してしまうと健康な歯も削る必要があるということです。

歯は削った分だけ寿命が短くなります。それなのでできるだけ歯は削らない方がいいです。長い目で見たら矯正治療の方が歯を持たせることができます。
ただし、部分矯正ではなく審美性を重視した治療の場合は、その時々によるので歯科医師へ相談するようにしてください。

<長い目で見て安心できるのは矯正歯科>

歯を大幅に動かすのであれば審美歯科で被せ物をするというよりも、矯正歯科で歯並びを改善した方が安心・安全です。審美歯科の盲点は一度治療してしまうと健康な歯も削る必要があるということです。

歯は削った分だけ寿命が短くなります。それなのでできるだけ歯は削らない方がいいです。長い目で見たら矯正治療の方が歯を長持ちさせることができます。
ただし、部分矯正ではなく審美性を重視した治療の場合はその時々によるので歯科医師へ相談するようにしてください。

<治療価格は矯正治療の方が上。ただし、必ずしもそうとは限らない>
矯正治療の方が治療期間が長い分値段がかかります。上下の歯並びを改善するのに40万円〜50万円ほどかかると思っておいてください。

一方審美歯科には段階があります。まずはホワイトニングやクリーニングで歯を白くするのを試みます。価格としては4万円前後です。しかし、これで満足いく白さでなかった場合は1本10万円前後するオールセラミックを歯にかぶせることがあります。オールセラミックは1本の歯に1つしか被せられないので、多数歯に装着する場合は矯正治療よりも高額になってしまいます。

<手軽さは審美歯科>
審美歯科の方が手軽に始めることができます。審美歯科の中でも歯のクリーニングやホワイトニングはどの歯科医院でも行えて自宅でもホワイトニングはできるほどです。
一方矯正歯科は治療をする前の検査・診査が多く専門医でなければ上手に矯正治療ができないこともしばしばあります。

それに矯正歯科をして歯並びが良くなるかもしれませんが歯の色は変化しないです。一方、審美歯科で被せ物を合わせれば歯並びも良くなって歯の色もきれいになります。
ホワイトニングなど手軽に始められる点では審美歯科に軍配が上がります。

TOPIC 02

矯正歯科は専門医の方が確実

出典元:https://www.shutterstock.com/

矯正歯科は専門医や認定医など矯正歯科を一定以上勉強している歯科医師のもとで行う方が良いです。矯正治療中には虫歯になりやすく、歯周病にもなりやすいです。他にも矯正治療で歯が移動している副作用として歯茎の退縮や骨が溶けることなどがあります。専門性の高い歯科医師のもとで矯正治療を行うようにしましょう。

審美歯科と矯正歯科を比べると以上のことがわかりました。結果としては審美歯科の方がすぐに始められるイメージで矯正歯科は長期間でじっくりと行うイメージが分かったでしょうか?
どちらの治療法にも一長一短あります。患者さんがどれくらいの期間でいくらくらいの予算等決まっている場合は、今回の記事を参考にして選んでほしいです。

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