健康できれいな歯を手に入れたい。審美歯科の最新事情を紹介

健康できれいな歯を手に入れたい。審美歯科の最新事情を紹介

最近は「虫歯の治療で銀歯になるのはイヤ」とセラミックなど使い、治療の跡が見た目にはわからない審美歯科の治療を望む人が増えてきました。審美歯科の最新事情について紹介します。 2018年08月21日作成

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最近は「虫歯の治療で銀歯になるのはイヤ」とセラミックなど使い、治療の跡が見た目にはわからない審美歯科の治療を望む人が増えてきました。審美歯科の最新事情について紹介します。 2018年08月21日作成

TOPIC 01

白い歯を保ちたい。審美歯科とは?

虫歯治療を受けても白く健康的な歯を保ちたい、と審美歯科での治療を考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、審美歯科は原則的に保険の利かない自費診療なので、「いくらかかるかわからない」と二の足を踏んでいる方も多いと思います。

そこで、審美歯科でどんな治療が受けられるのか、最新事情を紹介します。

出典元https://www.shutterstock.com

審美歯科で受けられる白い歯にする方法は大きく分けて2つあります。ホワイトニングと、セラミック(陶器)などでできた保険の利かない白い修復物を歯に被せたり、詰めたりする方法です。

ホワイトニングは特殊な薬剤を使って歯の表面をきれいにします。ただし、半年から2年くらいで色が元に戻ってきますので、白い歯を保つには定期的に施術を受けなくてはなりません。

その点、セラミック治療はセラミックでできた修復物を歯の上から被せたり表面に貼り付けたりするので、汚れたり破損したりしない限り長く白さを保つことができます。被せ物の場合は、歯型の模型を元に精巧に作られ、色も周囲の歯に合わせられるので、一目では本物の歯と見分けがつきません。

TOPIC 02

一部保険適用も可能となったCAD/CAM治療

コンピューターで歯の修復物を作製するCAD/CAM装置

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CAD/CAM治療ってどんなもの

保険治療でできる歯の被せ物は、これまで銀化合物を使った金属製のもの(いわゆる銀歯です)だけだったのですが、CAD/CAM冠と呼ばれる白い被せ物が保険適用となりました。

CAD/CAMとは「コンピューター支援設計/コンピューター支援製造」のことで、コンピューターが読み取ったデータを元に被せ物の設計を行い、そのまま自動で成形します。

これまで歯の修復物は、患者から歯型を取り、それを元に歯科技工士が作製していたのですが、CAD/CAMを使えば、歯型にあった修復物を正確に、短時間で作ることができます。

保険適用には厳しい制約が

保険適用によって、目立たたない白い被せ物がこれまでより安い治療費で手に入るようになりました。

しかし、保険適用になるのは、前から4、5、6番目の歯のみで、前歯は適用されません。また、2年以内に被せ物治療をしていないなどの複雑な制約があり、誰でも保険適用されるわけではありません。保険適用となった場合、治療費は1本9000円程度です。

また、素材もハイブリッドレジンという、歯科用プラスチックとセラミックを混ぜたものに限られていて、セラミックだけを使ったものに比べ色調が劣り、耐久性もやや劣ります。もちろん、自費診療であれば、素材もセラミックのみやジルコニア(人工ダイヤ)を使ったものなど自由に選ぶことができます。

ただし、CAD/CAMによる成形はどの歯科医院でもやっているわけではなく、事前に確認することが必要です。

TOPIC 03

最短1時間。セレック治療とは

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コンピューターの先進技術を取り入れたCAD/CAMですが、装置の進歩は今も続いています。保険適用となるCAD/CAMはいったん歯型を取った後、歯型の模型を機械で読み取りますが、ここ数年普及し始めているのが、セレックシステムという歯型模型を作製せずに、修復物の設計と成形まで行う機器です。


セレックでは、診療台に座っている患者の口の中を3D光学カメラでスキャンし、そのデータを元にコンピューターが修復物の設計、成形を行います。

これまでと違い、歯型を作製する手間が省けますから、早ければ1時間ほどで被せ物を作製し、歯に装着することが可能です。このため、型取りから被せ物などができるまでの数日間、仮歯を入れて不自由な思いをするといったこともなくなります。

もちろん、保険は適用されないので費用は高額です。ただ、手間がかからない分、従来の歯科技工士が作製するものに比べて費用が抑えられ、オールセラミックで1本6万円程度と従来の半額程度の価格を掲げる歯科医院が多いようです。

TOPIC 04

日本ではまだ少ない専門医。
十分に説明を受け検討を

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医療技術の分野では先進技術を応用した機器が目覚ましい発展を続けていますが、歯科医療の分野も例外ではありません。CAD/CAM装置のようなコンピューターを使った機器も今後進歩していくでしょうし、AI技術も取り入れられていくことでしょう。

ただ、最新の治療法だからといって、すぐに飛びつくのは禁物です。CAD/CAM装置にしてもセレックシステムにしても、まだ治療に取り入れている歯科医院は少なく、患者が自由に歯科医院を選べるという状況ではありません。

本当に新しい治療法が自分にあっているのか、費用は適正か、などよく説明をきいたうえで自己責任で判断することが大切です。

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