口臭対策のためにすべきこと！口臭の原因についても解説します

自分の臭いに気付くのは難しいことです。最近では、一日着けていたマスクを嗅いでみて臭いに気付く人も増えているようです。
口臭は他人に不快な思いをさせてしまうこともあるので、自分の口がどのくらい臭っているのかチェックしておきたいですよね。

客観的に判定してくれるアイテムとしておすすめなのが口臭チェッカーです。価格も手頃なものが市販されているので、この機会に購入してみるのもよいでしょう。息を吹きかけるだけで臭いを検知し、6段階で臭いの強弱を判定してくれます。

もっと正確に口臭をチェックしたいと考えるのであれば、歯科医院で検査してもらうのがおすすめです。口臭測定値を用いた検査はもちろん、舌の視診や口内湿度の測定、口腔内環境のチェック、唾液検査などで、原因まで探ることができるでしょう。

口臭の原因の多くは、唾液や粘膜、食べ物に含まれるたんぱく質が常在菌によって分解、発酵されることで発生します。これはすべての人間に備わっているものであり、通常は他人に不快感を与えるほどの臭いにはなりません。

強烈な口臭の原因とされるのは以下のようなものです。

・虫歯
・舌苔（ぜったい）
・歯周病
・膿栓
・呼吸臭

虫歯は、進行するにつれて臭いもきつくなり、神経組織を侵すくらいまで進むと強い腐敗臭を発することがあります。

舌苔は、舌の表面に付着する白いもので、たんぱく質や細菌を多量に含んでいるため口臭の原因になります。体調不良になると厚くなり、臭いがきつくなります。

歯周病は、歯垢内で増殖した原因菌がガスを放出することで口臭が発生します。生ごみや卵が腐ったような臭いが特徴です。

膿栓は、扁桃にできる乳白色の塊で、ウイルスや細菌の死骸です。唾液が減ることで膿栓が過剰に増えると、硫黄のような悪臭を放つことがあります。

呼吸臭は厳密にいうと口臭ではありませんが、咽頭炎や呼吸器官系の病気が原因で臭いを感じることもあります。

原因によって口臭対策は異なりますが、体調不良も口臭の原因になりますから、口内のケアだけではなく、生活習慣の見直しもするようにしましょう。
例えば、暴飲暴食をやめて、十分な睡眠をとり疲労をためないことや、ストレス解消も有効です。

もちろん、日頃のオーラルケアが最も大切です。歯磨きをしっかりと行うことや、口臭予防に特化した歯磨き粉を使う、マウスウォッシュを使うなど、口内環境を整えましょう。
口臭に有効な薬用成分には以下のようなものがあります。歯磨き粉やデンタルリンス、マウスウォッシュなどを選ぶ時の参考にしてください。


・イソプロピルメチルフェノール（IPMP）
・塩化セチルピリジニウム（CPC）
・β-グリチルレチン酸
・サリチル酸メチル
・ゼオライト

虫歯や歯周病なども口臭の原因になりますので、歯の状態が悪いまま放置しないようにしましょう。舌苔は、ブラシで取り除くのもよいのですが、強くこするなどすると、逆に舌を傷つけてしまうこともあります。歯科医院で診てもらい、ケアしてもらうとよいでしょう。

この記事では口臭対策について解説しました。
軽度な場合は、口臭チェッカーで自分の臭いを確認してみましょう。臭いがこれまでと明らかに違う、硫黄のような臭いがするなどの場合には、歯科医院で口臭について相談するのがおすすめです。
口臭の原因はさまざまで、虫歯や歯周病など歯に直接関連するものはもちろん、扁桃や呼吸臭の場合もあります。
オーラルケアはセルフケアも大切ですが、定期的に歯科医院でクリーニングしてもらい、歯や歯茎の状態をチェックしてもらうことで口臭対策に繋がるでしょう。