口臭がマスクで分かる？口臭に気付く理由や対策をご紹介します

自分の口臭をセルフチェックする方法として、カップの中に息を吐き、その臭いを確認するなどの方法がありましたが、それは吐いた息が、そこに留まることを利用していました。
マスクをすることで、自分がはいた息がマスクに中に留まるので、臭いを自覚しやすい状態を作り出します。

特に、自分の体から発せられる臭いは、慣れてしまうため臭いを感じにくいものです。口臭は、話をするときに外に自然と吐き出され、外気と混ざるために、自分で気付きにくいのです。
このような理由から、マスクを着用し続けることの多い昨今、マスクによって自分の口臭に気付く人が増えているのです。

口臭の原因には、虫歯や歯周病など、さらに糖尿病や肝臓病など病的な理由によるものもあります。この場合には、まずは治療を始めましょう。
ニンニクやアルコール、タバコによる外因的口臭は時間がたつことで弱まります。口臭がするとよくない場に出る前などは摂取を控えることで、対策ができます。
ニンニク、ネギ類は16時間程度、臭いが残るとされていますから、大事な日の前日は食べないなど気を付けるとよいでしょう。


日常から気を付けたいのが生理的口臭です。口の中の汚れで細菌が増えると臭いの原因となります。歯磨きやデンタルフロスを使用して、汚れを小まめに取り除くよう心がけましょう。
舌苔も口臭の原因となりますが、舌は敏感なため、1日1回、舌用ブラシを使ってやさしく汚れを取り除く程度に留めておきましょう。

また、口の中の乾燥（ドライマウス）も細菌の繁殖を促し、口臭の原因となります。
体質によるものもあれば、薬の副作用で口内が乾燥することもあるでしょう。緊張やストレスでも乾き、口の中がネバネバすることもあります。
適度に水分をとり、口内をうるおすようにしましょう。
時間もないけれど、とにかく急ぎで口臭対策をしたい時には、殺菌作用のある洗口剤やマウススプレーが手軽でよいですね。

ただうるおすだけでなく、唾液を出すことで、口内環境を良くして口臭対策をするのがおすすめです。
唾液には口内をきれいにする作用もありますから、全体的な対策として唾液を促す方法を知っておくとよいでしょう。
２つの方法をご紹介します。

・舌回し

舌を右回り、左回りと、ぐるぐる回します。また、左右に動かすことや、舌を出す、引っ込めるなど、前後に動かすのもおすすめです。
徐々に唾液が出てくるでしょう。

・唾液腺マッサージ

耳の前に指の腹をあてて、後ろから前に円を描くように、ゆっくりと回します。唾液腺が刺激され、促されて唾液が出てきます。

これらは、手元に何もなくても行えます。唾液腺マッサージは、マスクをしたままでもすぐに出来ますし、舌回しはお手洗など人のいない場所でマスクを外して行うとよいでしょう。

マスクを付けることで、自分の口臭に気付いたのなら、口臭対策を始めましょう。
マスクをしているので、他人に口臭が気付かれにくい、ということもありますが、口臭があるということは、何かしらの原因があります。虫歯や歯周病が原因であれば、もちろん治療を早期に始めることも大切ですね。
口内をきれいにする作用のある唾液を促すマッサージもご紹介しましたから、乾いているように感じたら、ぜひ行ってみてください。
きちんと対策をしておけば、マスクを外す時でも、口臭を気にすることなく堂々と人と話ができるようになりますよ。