女性の歯列矯正のメリット。子どものうちに矯正するのは有り？

女性に限るわけではありませんが、歯列矯正には多くのメリットがあります。
基本的なことでいえば、歯並びがそろうことで歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが減ることや、口臭が気にならなくなるでしょう。
また、噛み合わせがそろうことで、筋肉のバランスが良くなり、肩こりや腰痛などが改善されたり、自律神経の安定にも役立つといわれています。

女性の場合ではあれば、さらに歯並びの良さから、思い切った笑顔ができることもあります。自分に自信が持てますし、顔の印象も良くなる他、噛み合わせが良くなれば、出っ歯や受け口も解消されますから、顔にコンプレックスを持つことも少なくなるでしょう。

歯列矯正は子どもの時にするもの、という印象を持っている人も少なくありません。また、女性であれば、矯正装置が見えてしまうと印象が悪くなるのでは、と考える人もいるのでは？
しかし、今は目立ちにくい矯正装置もありますし、透明マウスピースや裏側矯正など気付かれない程度のものもあります。結婚写真など一生の記念になる写真を撮る際も、特に影響ないでしょう。

また、大人になってから自発的に矯正をする女性に対して、健康や美意識が高いと好印象を受ける人も多いことが分かっています。受け取り方は人それぞれですが、目立たない矯正装置を使うことで、本人も周囲の目を気にすることなく歯並びや顔の歪みなどを改善することができるでしょう。

成人してから矯正してもよいですが、子どもの時に歯列矯正をすることで、顎の成長を助け、バランスを整えやすくなります。
特に、永久歯に生え変わる時に歯が綺麗に並ぶように誘導することで、治療期間を短くすることもできますし、抜歯の可能性も低くなります。

成長期を利用して歯列矯正をするのがおすすめです。
一般的には、下の永久歯の前歯4本と、上の永久歯2本が生えてきたタイミングがちょうどよく、個人差はありますが、女の子ではだいたい6歳～10歳くらいになります。
ちなみに男の子は7歳～11歳前後となるでしょう。これは、女の子の方が男の子よりも早くあごの成長が始まるためです。

この時期に始めることで、歯を抜かずに理想的な歯並びにすることができ、外見面などが気になり出す思春期に綺麗な歯並びにすることができます。
将来の虫歯予防にも繋がり、成人してから開始するよりも低予算で済むことがほとんどでしょう。

また、噛み合わせた時に上の歯より下の歯が出ている場合は、これより前に、できるだけ早く治療を始めるようにしてください。まだ1本も永久歯が生えていなくても治療を始めて、噛み合わせを修正します。成長して骨格が決まってしまうと、治すのが大変になり費用も大きくなり、本人の負担も増えてしまいます。

女性の歯列矯正についてご紹介しました。子どものうちに矯正することで、負担が少なく歯並びを良くすることができます。もちろん、成人してから歯並びが気になり矯正してもよいのですが、歯とは一生の付き合いになります。早めに歯列矯正をして、コンプレックスを持つことなく、健康で美しい歯を手に入れましょう。