アスリートと噛み合わせの関係性

アスリートと噛み合わせの関係性

アスリートの競技パフォーマンス向上と噛み合わせの関係性について紹介していきます。 2018年09月12日作成

  • カテゴリお口の悩み - 歯並び・色
  • VIEW:133

アスリートの競技パフォーマンス向上と噛み合わせの関係性について紹介していきます。 2018年09月12日作成

アスリートの噛み合わせの関係に注目が集まっています。そこで今回はアスリートの噛み合わせとパフォーマンス向上の関係性を紹介していきたいと思います。

噛み合わせと身体のバランス

アスリートに限った話ではないですが噛み合わせは身体のバランスに大きく関係してきます。噛み合わせがずれていると肩こりや頭痛を引き起こす原因になります。それらが起きた結果として身体のバランスも崩れていきます。
噛み合わせが悪いと身体のバランスが悪くなる一番の原因は筋肉の疲労や張りです。食べ物を噛むには咀嚼筋という筋肉を使用します。どちらか片方の顎でしか噛んでいないと咀嚼筋が不均一になってしまい身体のバランスに影響してきます。さらに片方だけの咀嚼が続くと肩や背中の方にまで筋肉の影響が出てしまいます。
またアスリートの中でもトップアスリートは身体のバランス以外にもパフォーマンスの向上に関係することがあります。

噛み合わせとパフォーマンス力

統計学的に噛み合わせが良いアスリートはパフォーマンス力が高いという結果になっています。その理由としては噛み合わせが悪いと踏ん張れないからだと推測できます。例えば力が必要なスポーツで考えてみましょう。アームレスリングやウェイトリフティング、中には野球やゴルフも候補に挙げられます。このスポーツで力を出すとき「歯をくいしばる」と表現されますよね。
歯を食いしばってこそ力が発揮されます。噛み合わせが悪い場合は歯を食いしばったとしても噛みあっている面積が少ないので力として発揮されにくいです。一方、噛み合わせが良い人は噛みあっている面積が大きくしっかり噛めているので力を発揮しやすいのです。

アスリートと矯正

では、すべてのアスリートが矯正をしたらパフォーマンス向上につながるのではないかと思いますよね。それは極論で実際に実現性がないです。その理由として、矯正器具を使用している間のパフォーマンス低下が懸念されるからです。矯正治療で成人に行う基本的な治療はワイヤー矯正です。歯にブラケットという金具を装着し、その周囲へワイヤーを巻きつけていきます。ワイヤーも金属製なので口の中に金属が多く入っている状態になります。
アスリートは矯正治療中でもいつもと同じ練習をしなければいけません。ウェイトリフティングやアームレスリングは対人競技ですがぶつかる心配は少ないですよね。
それが野球やサッカーだった場合はどうでしょうか。クロスプレーや使用器具(バットやボール)が顔にぶつかった場合、矯正器具に当たって怪我をしてしまう可能性があります。

歯並びの悪いアスリートは何をしている

歯並びの悪いアスリートは矯正治療の代わりにある方法で噛み合わせをよくしています。それがマウスピースです。マウスピースはすポーツの中でもラグビーやアメリカンフットボールで着用義務となっています。ボクシングなどでもマウスピースをつけているシーンがよく放送されていますよね。
あれは脳への直接的なダメージの予防や歯を保護するだけでなく噛み合わせが悪い選手のサポート的な意味も持っています。
実際にプロ野球でも打席へ入っている選手がマウスピースを着用していることもあります。これは脳へのダメージ予防よりかは力を込めてバッティングできるようにという意味合いが強いです。
マウスピースは現在、型取りをしなくても自宅に届いたものをお湯につけて噛めば製作できるものがありますができれば歯科医院で製作してもらうようにしましょう。
もちろんお子さんがスポーツをしている方はできるだけ早期から矯正治療をすることで中学生・高校生という結果を残し始める時期より前に歯並びを改善できます。

  • カテゴリお口の悩み - 歯並び・色
  • VIEW:133