効果はある？子どもの矯正との違いは？大人の歯並び矯正

みなさんは大人も歯並び矯正ができることをご存知でしょうか？子どもがやるイメージの強い歯並び矯正ですが、実は大人になってから始めても効果があるんです。社会に出てから歯並びが気になりだした、矯正をしたかったがもう年齢的に諦めている、という方は少なくありません。しかし、そういった長年のコンプレックスの解消や、印象を良くすることで接客業の売り上げアップ、口腔内以外の健康面にも期待ができるということで、今【大人の歯並び矯正】が注目を浴びています。

しかし、子どもの歯並び矯正とは違い、歯が移動するまでに長い時間を要したり、強い痛みを伴ったり、歯や歯茎にダメージが与えられることで歯周病のリスクも高まる場合があります。これらは矯正の種類によってもその程度やリスクの有無が変わりますが、どの種類の矯正をするにしろ、歯の動き具合のチェックと一緒に定期的に口腔内状況を検診してもらい、自宅でも徹底的なセルフケアを行って口腔内を清潔に保つことが重要となってきます。

歯並び矯正の種類は、ブラケットという器具を歯の表面に取り付けてワイヤーを通す【ブラケット矯正】、そのブラケットを歯の裏側に取り付けた【裏側ブラケット矯正】。マウスピースをはめることによって歯列を正す【マウスピース矯正】、部分的にブラケット矯正やマウスピース矯正を行う【部分矯正】、歯にセラミックを被せることで歯並びを整える【セラミック矯正】があります。

それぞれの矯正方法は、そのメリットやデメリットも違えば、病院によっては値段や取り扱い自体が無かったりします。広告などでよく見かける値段だけでなく、その矯正の特徴を元に自分に合いそうな矯正方法をいくつかピックアップしておき、それを元に病院を探したり歯科医に相談してから矯正の処置に入るのが好ましいと言えます。

まず一番に長年のコンプレックスから解消されるというのは、大人の歯並び矯正の中でも非常に大きなメリットと言えます。歯並びの悪さで自己評価が低くなっていた方も、自信を持てるようになりポジティブに考えられるようになることで、仕事や人間関係において良い影響を及ぼせるようになるケースもあります。

次に、年齢とともに問題視されてくる歯周病や虫歯についてもリスクを減らすことができます。歯並びが揃うことで歯の清掃がしやすくなり、原因菌の除去がしやすくなったり食べ物がつまりにくくなったりするためです。また、歯ぎしりがなくなり歯や歯茎への負担が減るケースもある事から、虫歯や歯周病になりにくくなるメリットがあると言えます。

また、歯並びが揃うことで肩こりや腰痛といったものの原因となっていた身体の歪みが正されたり、ストレスが緩和されてリラックスできたり、脳や消化器官の活性化が期待されるなど、全身的に作用するというメリットもあるのです。

大人の歯並び矯正は子どもの矯正と違い、痛みが生じやすく長い期間を要します。しかし、コンプレックスの解消やストレスの緩和、歯周病のリスク抑制、脳や消化器官の活性化など、デメリット以上のメリットが大いに期待できます。「矯正は子どものうちにするものだから」と年齢で諦めず、審美的な面はもちろん、健康面でも素晴らしい効果が期待される大人の歯並び矯正を検討してみましょう。

そして、もし自分の友人や家族、知人といった方が歯並びに悩んでいる場合には、この大人の歯並び矯正をぜひ勧めてみましょう。まだ知らない方も多いこの大人の歯並び矯正ですが、今より世間一般に広まれば上記に挙げた痛み、長期間使用、歯周病のリスク、費用といったデメリットが近い将来ずっと緩和されることでしょう。