矯正しても後戻りする!?治療が無駄にならない方法とは?!

矯正しても後戻りする!?治療が無駄にならない方法とは?!

矯正装置を付けて歯並びを綺麗にしても、そのままにしていると歯並びは元に戻ってしまいます。せっかく治療した歯はいつまでも綺麗に保ちたいですよね?どうすれば戻りにくくなるのかを紹介します。 2019年12月19日作成

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矯正装置を付けて歯並びを綺麗にしても、そのままにしていると歯並びは元に戻ってしまいます。せっかく治療した歯はいつまでも綺麗に保ちたいですよね?どうすれば戻りにくくなるのかを紹介します。 2019年12月19日作成

矯正の後戻りとは

みなさんは歯列矯正をしても歯並びが矯正前の状態に戻ってしまう『後戻り』という現象をご存知でしょうか?歯並びが気になるという場合、歯科医院に通って矯正装置を装着し、その矯正装置によって少しずつ歯並びを正しい位置へと動かしていきます。しかし、歯列を正しく並べることができたとしても、この『後戻り』という現象が起こってしまい、矯正にかけた長い時間も決して安くないお金も無駄にしてしまう可能性があるのです。

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歯というのは歯槽骨、歯茎の中にある骨に埋まっているように生えています。骨の中には骨を作る【造骨細胞】と骨を破壊していく【破骨細胞】が存在し、矯正をすると圧がかかる方に破骨細胞が多くなることで骨が破壊されていき、その反対側は引っ張られ、代謝によって造骨細胞が骨を作っていき、この繰り返しによって歯が正しい並びへと動いていきます。

後戻りの原因とは?

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この『後戻り』の原因としては噛み癖や頬杖といった≪癖≫が挙げられます。利き手や利き足、利き目があるように、私たちが日々生活をしていく中で楽だと無意識に感じて週間づいてしまった姿勢や癖があります。そのため、身体の使い方に偏りが生じてしまい、造骨細胞が骨を作る前に楽な方へを圧力がかかることで≪歯が動く原因≫となってしまうのです。

それらの癖は猫背などのように意識して改めることが出来る場合もありますが、例え意識をしていても寝相や歯ぎしりといった、無意識下で影響してくるものもあります。そのため、気を付ければ歯が動くのを防ぐことが出来るという物でもないのです。

また、直接この歯列矯正後に装着する『保定装置』の装着が不十分だったということも、大きな原因の一つとして考えられます。保定というのは後戻りを防ぐ処置のことであり、この保定がしっかり行えていないと正しく並べられた状態の歯が動きだしてしまいます。

保定装置とは?

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名『リテーナー』と呼ばれるこの保定装置は、歯列矯正後の矯正装置が付いていない状態ではめることで、歯が動いてしまうことを防ぎ、歯並びを保つ効果があります。個人差もありますが、歯列矯正終了後に1年から3年ほど装着する必要があり、そこでようやく歯並びが固まってくれます。矯正装置と同じような見た目をしていますが、矯正装置のように歯を動かすわけではないため、基本的に痛みは伴いません。

種類としては【可動式】のものと【固定式】のものがあります。【可動式】はマウスピース型のものか、ワイヤーとプレートから出来ていて歯を挟む形状のものとあります。自分で外すことができるため歯磨きがしっかりと行えますが、それによって”いちいち面倒だし、ちゃんと並んでいるからもう付けていなくても大丈夫”という怠慢から来る自己判断によって後戻りを起こしてしまうケースが多いです。

また、【固定式】は矯正装置のような、ワイヤーを歯の裏側に装着する場合が多く存在します。自分では取り外せないため自己判断による後戻りのリスクはありませんが、矯正装置同様に虫歯のリスクが高まるため、徹底した歯磨きやフッ素配合の歯磨き粉の使用などが求められます。

後戻りを防いで素敵な笑顔に

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歯列矯正は骨の中のある【造骨細胞】と【破骨細胞】のはたらきによって少しずつ歯を動かしていき、歯列を正しく並べていきます。歯列矯正終了後も『保定装置』をしっかり装着し、歯の動きが起こらないよう安定させてあげることで、矯正されたきれいな歯並びを保つことができるのです。面倒だから、もう十分キレイに並んだからと自己判断をせずに、担当の歯科医師の指示に従って『後戻り』を防ぎましょう。

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