かみ合わせ不良が起こすさまざまな症状
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食べることで私たちは命をつないでいます。ですから、食べることは基本であり、噛むことが重要となってきます。きちんと噛むために重要なのは、「かみ合わせ」なのです。
要するに、かみ合わせが健康を左右するといっても過言ではありません。
たとえば、かみ合わせが悪いというのは、あごがズレているという証拠です。
あごがズレていると、イライラする、集中力が続かない、頭が重い、疲労感があるといった不定愁訴から、肩こり・首こり、頭痛・腰痛、睡眠障害といった症状が出やすくなります。もちろん、顎関節症で悩んでいる人もいるでしょう。
一見、それらの症状はかみ合わせとは関係ないと思われるかもしれませんが、実はかみ合わせと大きな関わりがあるのです。
かみ合わせがうまくいかなければ、うまくものを噛むことができません。でも、それは生命の危機。何とかものを噛もう、食べようとしてあごをズラして無意識に噛んでいるのです。
かみ合わせがよくないからといって体への悪影響は科学的にはきっちりとは証明されてはいませんが、原因のひとつとなっているのは間違いありません。
かみ合わせを改善すれば気になる症状は治まるはずです。しかし、それだけではありません。かみ合わせを良くすることで健康だけでなく、見た目にも違ってくるのです。
歯の矯正治療で何が変わる?
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表情筋は顔の皮膚下にあり、目、口、鼻といった顔の表情を動かす筋肉。人の表情筋はほかの動物に比べて発達しているため、怒る、泣く、悲しい、しょんぼりするといった微妙な表情を作ることができるのです。
ところが、この表情筋が衰えてくると口角が下がり、法令線がはっきりしてくるようになります。これは普通は加齢と共に現れてくるものですが、実はかみ合わせが悪いと年に関係なく現れてくるのです。
どういうことかというと、顔の表情を動かす表情筋がかみ合わせ不良により、鍛えられず衰えてしまったからです。また、最近は話さないという生活を送っている人もいるでしょう。携帯のメールだけでコミュニケーションを取っているだけだと、話さない、笑わないため、顔の筋肉老化を加速させてしまいます。
足も同じで歩かなければ筋力は衰え、どんどん筋肉は収縮して小さくなります。最終的には歩くことが困難になってしまうこともあります。
このように筋肉は使わないとたるんできてしまうのです。
顔の筋肉も動かさないと老化してしまいます。話す、笑うなどのほか、噛むことも筋肉トレーニングです。かみ合わせが正しくなるとあごの筋肉が鍛えられて小顔になることが知られています。
歯の矯正治療で小顔になろう!
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歯並びが悪ければ顔も歪みます。かみ合わせがよくないとエラが張った顔つきになってしまうことがあります。エラが張ればその分、顔が大きく見えてしまいます。
しかし、歯並びを整えることで、かみ合わせもうまくいき、それに伴ってあごの筋肉も鍛えられるため、自然と顔の歪みも解消していきます。
すると、フェイスラインがすっきりしてくるので、顔の形が違ってきます。特にあごや口元に効果が現れ、中には整形したの? と聞かれることもあるようです。
歯並びを整える矯正治療を受けることで、かみ合わせもうまくいきますし、今まではよく噛めなかったものもよく噛めるようになり、栄養もきちんと摂れるようになります。
これにより今まで感じていた何となく体の調子の悪さも改善しますし、栄養が摂れれば肌の調子もよくなります。
このように矯正治療はただ健康になれるだけではなく、肌も美しくなり、さらに小顔効果も大いに期待できる治療法なのです。
歯並びやかみ合わせがどうも悪いと思っているなら、一度歯の矯正治療を歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか。
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