https://www.shutterstock.com/
歯の矯正治療は子どもから開始するイメージがありますが、大人になってからでも治療は開始できます。
いくつになっても、若々しく綺麗でいたいと思うのは当然のことです。最近は40〜50代の矯正治療も増えてきました。
成人の矯正治療では、永久歯を抜かなければならないなど注意点がいくつかあります。ポイントを6つに絞って紹介していきましょう。
大人になっても矯正治療は受けられる?
https://www.shutterstock.com/
子どものイメージが強い歯の矯正治療ですが、大人になってからでも治療は可能なのでしょうか。
まず結論を言うと、大人になってからでも矯正治療は可能です。但し、成人矯正ならではの注意点がいくつかあります。
成人では歯周病を発症している場合も多く、矯正治療よりも優先して歯周病の治療を開始することもあるでしょう。
永久歯が生え揃っている成人だからこそ、気をつけたい矯正治療の注意点をしょうかいしていきます。
成人矯正で気をつけたい6つの注意点
https://www.shutterstock.com/
歯周病の治療を優先する
歯周病は国民病とも呼ばれるほど、成人に多い病気のひとつです。30代の約8割が歯周病を患っていると言われています。
年齢が進むにつれて、症状が進行した人の割合が増加します。成人では矯正治療を始める前に、歯周組織が健康か見極める必要があります。
歯周病が進行すると歯並びにも影響するため、まずは歯周病の治療が優先です。歯周組織が健康な状態が保てるよう、最適な矯正治療を選びます。
保険適応ですが治療費も別途かかるため、早く治療を進めたい人にとっては、気をつけたい注意点ですね。
永久歯を抜く可能性がある
症状によっては、永久歯を抜いてから矯正治療をする場合があります。例えば、顎が小さく歯が重なり合っていると、矯正治療がうまく進みません。
子どもとは異なり、永久歯が生え揃っている成人ならではの注意点になります。
痛みを伴う
メタルワイヤーなど矯正治療の装具によっては、不快感や痛みを伴うことがあります。
痛みは鎮痛剤が効かないほどではありませんが、注意が必要です。
虫歯になる可能性がある
装具によっては、汚れが溜まりやすく、プラークによって齲歯(虫歯)になる可能性があります。
虫歯になりにくいマウスピースの矯正方法もありますが、今まで以上に丁寧なブラッシングをすることには変わりありません。
スポーツ時は装具の故障に気をつける
激しい運動をする場合には、装具が故障しないよう注意が必要です。場合によってはマウスピースを併用することもあります。
食べ物に気をつける
矯正治療中は、硬いものや粘着性のある食べ物は控える必要があります。
おせんべいやガムなどは、装具を傷つけるだけでなく、歯に付着しやすくなります。食生活には十分注意しなければなりません。
治療費やメンテナンス費用も考慮しよう
https://www.shutterstock.com/
成人の矯正治療では、治療費やメンテナンス費用も考慮しておいた方が良いでしょう。
矯正治療は原則、保険適応外です。そのため、治療費も歯科医院によって異なります。
矯正治療の方法によっても値段は変わりますので、信頼できる歯科医を見つけてよく相談することが重要です。
また、矯正治療中や治療後には、予期せぬトラブルがあるため、定期的なメンテナンス費用がかかります。治療費だけでなくメンテナンス費用も合わせて見積もっておく必要があるでしょう。
ほとんどの歯科医院では、数千円で初診相談ができます。成人矯正を検討しているのであれば、一度相談してみてはいかがでしょうか。
成人矯正には、永久歯が生え揃っているために配慮しなければならない注意点がいくつかあります。
費用の面でもきちんと相談できて、納得できる治療を進められるよう、信頼できる歯科医院を探してみてはいかがでしょうか。
- カテゴリ歯の治療・審美 - 歯列矯正
- VIEW:338