歯の見た目を綺麗にしたい。どんな方法があるの?

歯の見た目を綺麗にしたい。どんな方法があるの?

歯を白く美しくしたいと思っているのに、どうしたらいいのかわからないという人は多いのではないでしょうか。日ごろのお手入れから審美歯科による施術まで、歯を綺麗にする方法について紹介します。
2018年06月11日作成

  • カテゴリ歯の治療・審美 - ホワイトニング
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歯を白く美しくしたいと思っているのに、どうしたらいいのかわからないという人は多いのではないでしょうか。日ごろのお手入れから審美歯科による施術まで、歯を綺麗にする方法について紹介します。
2018年06月11日作成

「芸能人は歯が命」というCMがありましたが、芸能人でなくても、白く美しい歯は誰でも憧れるもの。しかし、歯みがきを懸命にしても簡単には白くなりません。どうしたら、白い歯が手に入るのだろうと思っている人も多いのではないでしょうか。

そこで、歯の汚れを落とすクリーニングから歯を漂白するホワイトニング、歯の上にセラミックをかぶせるセラミッククラウンまで、わかりやすく紹介します。

歯磨きで歯は白くなる?

「歯を綺麗にする」と聞いて、まず思浮かべるのは「歯磨き」でしょう。歯の健康を保つには、まず歯磨きが基本。歯磨き粉の中には「歯が白くなる」とうたっているものもあります。

しかし、残念ながら、歯磨きだけでは歯は白くなりません。歯磨きは歯の汚れを落とすためのものですから、「白くする」といっても、本来の歯の色以上に白くすることはできません。もともと白い歯だという人ならともかく、黄色がかった歯を白くするということまではできないのです。

ただ、海外製の歯磨き粉には、日本では禁止されている漂白作用のある薬物を配合しているものがあり、こうした歯磨き粉を個人的に輸入して使用することは可能です。日本の歯科医院でも使っているような薬剤が配合されていれば、一定の効果は期待できますが、薬剤によって強い痛みがでることがあります。使う場合は十分注意して、あくまでも自己責任で使用してください。

人気のホワイトニング。効果は?費用は?

本来の歯の色以上に白くするために、よく行われるのがホワイトニングです。しかし、気をつけてほしいのは、ホワイトニングにも歯科医院で行われるものと、サロンやエステで行われるものでは効果が違うということです。歯科医院では医師しか使えない漂白効果のある薬剤を使いますが、医院以外ではそうした薬剤は使えません。

違いを詳しく説明します。

エステなどで行われるのはクリーニング

エステや「セルフホワイトングサロン」などで行われるホワイトニングには、自分で薬剤を塗るやり方と常駐する医師や歯科衛生士が施術するやり方があります。

他人の口の中を診たり触ったりする医療行為は医師や歯科衛生士にしかできませんから、医師や歯科衛生士のいないところでは、スタッフが客に説明し、説明通りに自分で薬剤を塗ってもらうという形になります。

ただ、医師や歯科衛生士がいても、医療機関ではないので漂白効果のある薬剤は使えません。歯の汚れを落として綺麗にするという効果は期待できますが、本来の歯の色以上に白くすることはできず、クリーニング程度の効果しかないと言わざるを得ません。

料金は1本500円、1回5000円前後という設定が多いようですから、手軽に気になる部分だけを白くしたいという人には、いいかもしれません。

歯科医院で受けるホワイトニング

歯科医院で受けるホワイトニングには主に3種類あります。

1つ目は歯科医院で医師の施術を受けるオフィスホワイトニング。2つ目は歯科医院でマウスピースを作製してもらい、自宅で薬剤を入れたマウスピースを装着するホームホワイトニング。3つ目は、これら2つの方法を併用するデュアルホワイトニングです。

薬剤には過酸化水素が用いられますが、歯の状態によっては痛みを感じることがあります。このため、別の薬剤を配合したものが使われることもありますし、ホームホワイトニングではオフィスホワイトニングより漂白効果の弱い薬剤が使われます。

オフィスホワイトニングでは医師が使う薬剤や施術方法によって効果は異なりますが、1回の施術で目に見えて歯が白くなります。1回で終えることもできますが、くっきりとした白さを希望する場合は、2~3回ほどの通院が必要です。早く効果が出る分、持続する期間は短く3カ月から6カ月程度です。

ホームホワイトニングは漂白効果の弱い薬剤を使うため、1日2時間で3週間ほどの期間がかかりますが、その分薬剤が歯の内部まで浸透し、効果は6カ月から1年ほど続きます。

デュアルホワイトニングは、効果が出るのも早く、白さも1年ほど持続します。しかし、薬剤の使用量が増えるため、痛みが出やすいというデメリットがあります。

ホワイトニングの費用は薬剤や使う機材などによって大きく異なり、オフィスホワイトニングで5000円から50000円と大きな差があります。概ね、ホワイトニング専門の歯科医院の方が料金が安いようです。

セラミックやマニキュアの効果は?費用は?

ホワイトニングは実は万能ではありません。神経を失って黒ずんだ歯は十分に漂白できませんし、妊婦や授乳中の人も受けられません。まれに体質的に過酸化水素を分解できない人もいて、こうした人は絶対にホワイトニングを受けてはいけません。

そうした人たちが歯を白くする方法に、マニキュアやセラミックの装着などがあります。ホワイトニングの痛みを避けたい、永続的に白い歯を保ちたいとして、こうした方法を選ぶ人もいます。

マニキュアは薬剤を歯にコーティングして歯を白くする方法です。1本当たり2000円から5000円程度と安価ですが、持続期間は短く1カ月から3カ月程度です。

歯の表面を削り、付け爪のような素材を貼り付けるラミネートべニアという方法もあります。多少の歯並びや隙間も整えることもでき、効果は素材がはがれないかぎり続きます。費用は1本50000円から150000円ほどします。

ラミネートべニアより大がかりなのがセラミックの装着で、歯を全体的に削ってセラミック製の被せもの(セラミッククラウン)を装着します。歯を白くすると同時に歯並びも整えることができます。費用は80000円から200000円で、ラミネートべニアをやや上回る程度です。
 

自分にあった方法で白く健康な歯を

以上、歯を白く方法を紹介してきましたが、歯を白くするというのは治療とはみなされないので、医院の方針や医師の考え方によって方法も料金設定も大きく異なります。ですから、「こんなことになるとは」と後悔しないためにも、事前によく調べ、業者や医師から十分な説明を受けることが大切です。

そして、何よりも大事なのは、毎日の歯磨きなどを欠かさず自分で自分の歯を守ること。しっかりセルフケアをしたうえで、自分に合った方法で白い歯を手に入れてください。
 

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