大人になってからでも、歯並び矯正は可能です。興味はあるけど成人矯正のイメージがなくて不安な人のために具体的な矯正方法の種類を解説していきます。
大人になってからでもできる「成人矯正」とは?
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幼少期に歯列矯正をしないまま成長し、大人になってから歯並びにコンプレックスを感じている人は実は少なくありません。少しでも気になっている人には、ぜひ歯列矯正をおすすめしたいと思っています。なぜなら、歯列矯正には歯の見た目が美しくなるのはもちろんですが、それ以外にも多くのメリットがあるからです。
歯列矯正のメリット
まず、歯列矯正によって正常な噛み合わせとなることで、食べ物がしっかり噛めるようになって消化の改善が期待できます。さらに、顎関節症も予防でき、フェイスラインや体のゆがみも整います。また、歯並びが良くなることで、それまで歯ブラシが届きにくかった部分まできれいにブラッシングできるようになり、歯周病や虫歯の予防になります。
成人矯正はめずらしくありません
歯列矯正に年齢は関係ありません。歯の成長が止まってからの歯列矯正は「成人矯正」と言われます。実際に矯正を受ける人の内約30%は18才以上、60代で歯列矯正を受ける人もいるなど、成人矯正は決して珍しいことではありません。ニーズが高まる中で、成人矯正の手法も日々研究・改善されています。
成人矯正の種類とそれぞれのメリット・デメリット
大人であっても、歯列矯正の方法に大きなちがいはありません。歯を支える歯槽骨の新陳代謝を利用し、専用の矯正器具で負荷をかけて少しづつ正常な噛み合わせになるように位置をずらしていきます。ただし、成長している最中の子どもの歯に比べて、大人の場合はどうしても治療期間が長くなる場合が多いです。
成人矯正には大きく分けて二種類の方法があり、使用する装置が異なります。「マルチブラケット法」と「マウスピース法」それぞれの特徴、メリット・デメリットについて解説していきます。
マルチブラケット法
ブラケットと呼ばれる小さな部品とワイヤーでできた装置を使って歯を動かす方式です。対応できる症例が幅広いこと、金属製であれば治療費が比較的安価なのがメリットです。しかし、金属製のため矯正をしていることが他人の目にも分かりやすいというデメリットがあります。そのデメリットを解決した、クリアで目立たないセラミック製の審美ブラケット、歯の裏側に装着する裏側ブラケットなども選ぶことができますが、費用は金属製より高くなります。
マウスピース法
金属製の部品を使わず、透明なマウスピースを嵌めることで歯を動かす方式です。金属アレルギーの人も利用できる、薄くて透明な素材のため周囲の人に気づかれにくい、歯磨きや食事の時などには自分で取り外しが可能というメリットがあります。一方で、治療できる症例が限定されている、定期的に歯型を取る必要があるため通院回数がおおくなるなどのデメリットがあります。マウスピースは複数のメーカーが製造しており、価格や治療期間にも幅があります。
自分に合った矯正の方法を選ぶには
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成人矯正の方法について、簡単ですがイメージを掴んでもらえたでしょうか?ただし、希望する方法が適応可能かどうかを自分で判断するのは難しいです。どんな方法で矯正していくか決めるためにも、まずは歯科医院を受診し、歯の状態を検診してもらいましょう。
もちろん、目立たない方法がいい、できるだけ費用を抑えたいなど、不安な点や希望する条件は聞いてもらえます。歯列矯正はお金も時間もかかることなので、お医者さんとのカウンセリングでしっかりと自分の意見を伝え、納得できる方法を選びましょう。
お医者さんと相談するうえでも、事前に情報収集をしておくことはとても大切です。このサイトの記事を読んで、歯科矯正の気になる疑問を解決してみてください。
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