治療で折れた器具が歯の中に残る?破折ファイルって何?

治療で折れた器具が歯の中に残る?破折ファイルって何?

歯が痛い…その原因が破折(はせつ)ファイルだった!というケースがあります。虫歯や歯周病であれば一般的ですが、破折ファイルは聞いたこともない、という人も多いのではないでしょうか。今回は、破折ファイルについて、またその除去方法についてご紹介します。 2020年10月23日作成

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歯が痛い…その原因が破折(はせつ)ファイルだった!というケースがあります。虫歯や歯周病であれば一般的ですが、破折ファイルは聞いたこともない、という人も多いのではないでしょうか。今回は、破折ファイルについて、またその除去方法についてご紹介します。 2020年10月23日作成

破折ファイルとは?

出典:https://www.shutterstock.com/

根管治療を行う時に、根っこにある管の中をファイルと呼ばれる針を使って掃除をします。その時に、ファイルが何らかの原因で根っこの管の中で折れてしまうことがあり、これを破折ファイルと呼びます。
このファイルは、とても精密にできた治療器具で、繰り返し使用したり、雑に扱うことで折れやすい性質を持っています。
歯の根っこである根管は複雑で、枝分かれをしていたり、曲がっているため、ファイルを何回か使うことで、金属疲労を起こし、無理な力がかかることで根管の壁に食い込んで折れてしまいます。
破折ファイル自体は異物であるものの、折れて管の中に入っているだけなので、基本的には問題はありません。多くはステンレス製やニッケルチタン製であるため、根管の中に残ったとしても、溶けたり腐食することもなく、体に影響を及ぼすことはほとんどありません。

ただし、何ヶ月も治療に通っているのに、痛みが止まらない、というケースの中で、破折ファイルが原因だった、ということもあります。残ったファイルによって根尖が破壊され出血していたりすることで、痛みを発症してしまうのです。この場合は除去をすることで痛みがおさまる可能性があるでしょう。

このような痛みがなくても、異物であるファイルが残っているのであれば除去しなければ!と考えるかもしれませんが、除去することだけが良好な根管治療ではありません。しかし、根管の適切な拡大清掃や、十分な洗浄を妨げるのであれば除去を検討しなければならないでしょう。

また、痛みがないにせよ、根管が感染している時には、治療の邪魔になります。根管治療の再治療を始める時に、破折ファイルがあることで、食い込んで簡単に外れないファイルのせいで治療に支障をきたすこともあります。このような時は破折ファイルの除去が必要となるでしょう。

破折ファイルを除去する器具は?

破折ファイルは、マイクロスコープで破折ファイルの断面に超音波振動を与えることで取り除きます。
しかし、どこの歯医者でも希望すればすぐに除去できるということでもなく、治療用歯科顕微鏡、破折ファイル除去専用の機材、破折ファイルの長さ、位置の確認や、根管の曲がり具合などの事前チェックのためにCTも必要になります。
また、超音波振動をかけても、破折ファイルがなかなか出てこないこともあるため、特殊な針金の輪をかけて除去することもあります。こうなると、高度な歯科治療技術も必要となってきます。

歯が痛む場合は歯科医院で診てもらいましょう

出典:https://www.shutterstock.com/

破折ファイルが残っているかどうかは、自分で判断することはできません。もし、歯が痛む場合には歯科医院で診てもらいましょう。歯が痛む原因はさまざまです。もちろん虫歯の可能性もあります。
今は、コロナ禍で在宅ワークとなっている人も多く、通常より時間が確保できている場合もあります。このような時期だからこそ、自分の体のメンテナンスに時間をかけてみるのもよいかもしれません。
これまで、なんとなく歯が痛むような気がするけど、激痛というわけではないし…と放置していた場合も、ぜひ一度歯科医院に行き、痛みの状態を相談し、原因を突き止めて治療を始めましょう。


ビル一棟全フロアが歯科医院で診療台29台、歯科医師8名、スタッフ40名以上で徹底的に丁寧な治療を行ないます。 日本全国から患者様が来院されており、トップアスリートの噛み合わせ治療も行なっています。最先端の設備のを備え、ミリ単位以下にまでこだわった噛み合わせを作っていき、見た目の美しさだけではない、その先にある全身の健康を目指した矯正治療を行なっております。

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