自由診療と保険診療は実際にどう違うの⁈

自由診療と保険診療は実際にどう違うの⁈

自由診療と保険診療という言葉は聞くけど実際は何なのか、またどの様な違いがあるのかそれぞれのメリット、デメリットはどんな事があるのか?
2020年04月07日作成

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自由診療と保険診療という言葉は聞くけど実際は何なのか、またどの様な違いがあるのかそれぞれのメリット、デメリットはどんな事があるのか?
2020年04月07日作成

自由診療と保険診療って一体なに⁈

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歯科医院で自由診療、保険診療と聞くけれど実際なにがどう違うのかご存知ない方も少なくないと思います。
日本には保険制度というものがあり健康保険料を納めていれば医療機関を受診した際に一定額の支払いで治療がうけられるというものです。

保険診療というのは、健康保険を使用して治療費の1〜3割を自分で負担し残りの7割を国が負担してくれるというものです。いわゆる「保険が効く治療」です。なので使う材料や方法に制限があります。
自由診療というのは「保険が効かない治療」と呼ばれ治療費を全額自分で負担するというものになります。全て自己負担という事なので使う材料や方法に制限がありません。

自由診療のメリットとデメリット

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自由診療のメリットは、使われる素材や治療に制限がないため、例えば被せ物の色の白さや歯周病の治療など患者さんの希望に沿って細かいオーダーでも出来ることが多いです。また、歯科医院側からも制限ない治療が出来るため根本的な所からしっかり治療していけるのでその方に最適な治療法のご提案で選択肢も多くなり個人に適した質の高い治療を行う事が可能です。
更にメリットと言っていいのかわかりませんが、美容ではなく病気の治療目的であれば医療費控除の対象になります。これは1年間に医療費が10万円を超えた人は申請をすれば税金の還付が受けられるという制度です。(詳しい医療費控除の条件や申請方法はお調べください)
デメリットは、全額負担なので費用がかかってしまうという点が1番大きいと思います。
そして質の高い治療を行うにあたりそれだけ時間もかかってきます。
また、材料や治療方法に関して医院が金額や保証の設定をしているので、同じ材料や治療方法でも医院によって金額が違ってくるという事がありますので情報を集めるのは大切になってきます。

保険診療のメリットとデメリット

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保険診療の1番のメリットは費用です。健康保険が使用できるため年齢にもよりますが1〜3割の負担で済む事ができます。また、材料や治療方法も制限されているため時間もかからず短期間で治療する事ができます。
デメリットは、制限がある分使う材料が劣化しやすかったり再び同じところが虫歯になるリスクが自由診療のものと比べると高いです。あとは、保険診療の中に維持管理料というものがあり被せ物や入れ歯など一定の期間内は作り直しができないという決まりもあるのでやりかえが難しかったり自己負担になってくる場合もあります。

自由診療と保険診療どちらがいいの?

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自由診療と保険診療を比べたときにどちらが良くてどちらが悪いという事はありません。自由診療の材料がいいからといってメインテナンスを怠れば虫歯になりますし、保険診療でも歯磨きやメインテナンスをしっかりしていればずっと持つことも不可能ではありません。先程書いたようにどちらにもメリットとデメリットがありそれを踏まえたうえで自分で選択していかなければならないのです。
そして、選択していく時に何を重要視するのか優先順位が大切になってきます。
優先順位の1番が費用であれば保険診療ですし、絶対に見た目だと思う人は自由診療を選択すれば良いのです。
自分の口の中についてどうしていきたいのか将来的にこうなればいいなという理想があってどうすればいいかわからないという事であれば歯科医院で相談されてみてはいかがでしょうか。
自分の口の健康は自分で守っていかなければなりません。わからない事や気になる事はどんどん相談されて選択肢を沢山もらいましょう。
その中であなたに合った方法が必ずあると思います。

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