歯並びがいいと集中力がアップする?

歯並びがいいと集中力がアップする?

歯並びが悪いと噛み合わせがきちんとできず、脳の働きも鈍ります。そのため集中力が落ちたり、肩こりや耳鳴りといった体の不調が表れることも。
2020年03月16日作成

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歯並びが悪いと噛み合わせがきちんとできず、脳の働きも鈍ります。そのため集中力が落ちたり、肩こりや耳鳴りといった体の不調が表れることも。
2020年03月16日作成

歯並びが悪いと出る影響

出典元:https://www.shutterstock.com

歯並びが悪いと口の中だけでなく、体の不調を引き起こす原因になっている場合もあります。

1.虫歯や歯周病にかかりやすい

歯が重なっていると、どうしても磨き残しが出てしまいます。すると、とうぜんですが、歯垢が溜まり、虫歯や歯周病などにかかりやすくなってしまいます。

2.口臭の原因になる

歯並びが悪いと、ものがうまく噛めません。よく噛めば唾液の分泌が促されるのですが、噛まなければ唾液も少ししか出ません。

唾液が少なくなると、口の中が殺菌できず、汚れがたまって口臭の原因となります。

3.体調不良の原因になる

歯並びが悪いとどうしても噛み合わせがうまくいきません。無意識のうちにあごを酷使してしまい、あごや肩の筋肉に無理な力がかることに。そのため、頭痛や肩こりのほか、体調不良の原因になることもあります。

4.胃腸に負担がかかる

よく噛むことで唾液と混じり合い、消化しやすい状態で胃に送られます。しかし、よく噛めていないと唾液も少なく消化しにくい状態で送られるため、胃腸の負担が大きくなってしまいます。

5.顎関節症になりやすい

歯並びの悪さのほか、歯ぎしり、食いしばり、ストレスなどが顎関節症を引き起こします。

口を開けようとすると痛みが出る、噛む度にカクカクとした音が出る、あごが疲れるといった症状があれば、女性や子どもに多いと言われる顎関節症かもしれません。

脳とつながっている口周り

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歯並びが悪いとどうしても、上下の噛み合わせがズレてしまいます。そのため、しっかりと噛むことができません。

ものを噛むと口周りの多くの筋肉が連動して動きます。これらは脳からの指令で、噛む力や速さを自由に調節することができるようになっています。

よく噛むことで甘い、苦いといった味覚のほか視覚、聴覚、嗅覚、触覚というさまざまな情報が脳に送られていきます。

しっかりと噛めば、さまざまな効果を得ることができます。

1.脳が活性化

よく噛むことで運動の学習や記憶に関わる小脳などが活性化します。

年だから…と柔らかいものばかりを食べずに、硬いものをしっかり噛むことで脳を活性化することができるので、普段からよく噛んで脳を刺激することが大切です。

2.記憶力がアップする

食べ物を噛むと口の中で唾液と混ざって、味や匂いのほか、柔らかさ、舌触りなどさまざまな感覚が脳に伝わっていきます。

今食べたものは、今まで食べたものとどう違っているかということがわかり、記憶として保存されます。同じものを見たとたん、その記憶がよみがえり、「甘くておいしかったから、また食べたい!」という感情が湧くというわけです。

3.空間認知能力が鍛えられる

物体の状態や形状を把握する力を「空間認知能力」と言います。

旅行で知らない場所に行ったときにお店や信号などの位地を認識し、元の場所へと戻ってくる能力があります。この能力が低下すると迷子になってしまうのです。

よく噛むことで脳を活性化し、空間認知能力を低下させないようにすることができます。

歯並びが悪いと集中力がダウンする?

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噛むことで脳が活性化されることがわかりましたが、歯並びが悪いと集中力が落ちると言われています。

これはどういう理由からでしょうか。

歯並びが悪いと、口を閉じてもすき間ができてしまいます。無意識のうちに開いた唇から呼吸をしてしまうため、鼻呼吸でなく口呼吸状態になっていることが多いのが特徴。

鼻にはほこり、細菌、ウイルスなどを取り去り、体内に安心安全な空気を送る役割があります。いわば空気清浄機のようなもの。

ところが、口から呼吸していると、フィルターがないのですから、有害物質を直接体内に取り込んでしまうのです。

冷たい空気を口やのどに直接入れると口の中が乾きます。乾けば、唾液の働きが悪くなり、虫歯や歯周病になりやすくなります。また、ほこり、ウイルス、細菌もダイレクトに入ってきてしまうことになります。

また、普段から口呼吸をしていると頭が重たくてもやもやしてしまいますし、熱っぽい感じがすることもあります。寝ている時も当然、口呼吸になっているので、昼間眠さを感じたり、だるかったり、集中力の低下が起きてしまいます。

ひょっとしたら口呼吸しているかも…と思われたら、判断するのは朝起きたときです。起きたときに、口がカラカラと乾いていたら口を開けて口呼吸で寝ている証拠です。

また、いびきをかいたり、口臭があったりする人は口呼吸の可能性が高くなります。

ですから、睡眠の質を上げるためにも、歯並びを良くすることが重要になってきます。

デコボコの歯並びの方が集中力を高めるには、歯並びを正しく治すことが重要。しっかり噛めば脳への刺激になり、集中力もアップします。

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