歯ぎしりの原因と対策について

歯ぎしりの原因と対策について

歯ぎしりを放置していませんか?歯や体に思いがけない悪影響を及ぼすってご存知ですか?その原因と対策についてご紹介します。

2019年11月18日作成

  • カテゴリ歯の治療・審美 - 噛みしめ
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歯ぎしりを放置していませんか?歯や体に思いがけない悪影響を及ぼすってご存知ですか?その原因と対策についてご紹介します。

2019年11月18日作成

TOPIC 01

「歯ぎしり」って?

出典元:https://www.shutterstock.com

夜中に「キリッキリッ」という音で目が覚めたという人もいると思います。
部屋にカエルでもいるのかと思ったら家族の歯ぎしり音だった、また、歯ぎしりがうるさくて起きてしまうという話はよくあることです。

歯ぎしりは、文字通り、歯をギリギリと擦り合わせることで音を出します。睡眠中に無意識に行っているため、本人はわかりませんが、家族などに指摘されて気づくことがほとんどです。

また、擦り合わせるだけでなく、噛みしめて音を出す人もいます。浅い眠りのとき、頬の筋肉が過度に収縮して無意識のうちに行っているため気づきませんが、これも歯ぎしり同様、習慣的なクセです。

歯ぎしりは特に珍しいものではありませんし、誰でも就寝中は多少なりとも歯を合わせていますが、あまり強いようだと歯に悪影響を及ぼすため対処が必要となります。

歯ぎしりは就寝中に起きるので、周囲に指摘されなければわかりません。歯ぎしりしていても気づいていないだけかもしれません。

TOPIC 02

「歯ぎしり」している? していない?

出典元:https://www.shutterstock.com

無意識に行っているため、自分では気づきにくい「歯ぎしり」。寝ている時なので自分ではわかりません。そこで「しているか?していないか?」をチェックしてみましょう。

■「歯ぎしり」チェック その1

□緊張しているときに歯を噛みしめていることがある
□頬の内側や舌の周りに歯形がついていることがある
□歯がすり減っている
□歯が折れたことがある
□周囲の人に歯ぎしりを指摘されたことがある
□歯科医院で歯ぎしりを指摘されたことがある


■「歯ぎしり」チェック その2

□詰め物が時々外れてしまう
□ストレスを感じることが多い
□朝起きると、口周辺が疲れているのを感じる
□歯の付け根がえぐれている □犬歯周辺がすり減っている

※その1、その2とも3つ以上当てはまれば、歯ぎしりをしていると思われます。

朝起きたときに口の中をチェックするとわかりやすいと思いので、ぜひ、チェックしてみてください。

TOPIC 03

「歯ぎしり」はなぜ、いけない?

出典元:https://www.shutterstock.com

夜中に「キリキリ」「ガリガリ」「キコキコ」という音を立てていても、家族にうるさいと言われようが、してしまうのだからしかたがないと思われるかもしれません。しかし、歯ぎしりは歯を強い力で擦り合わせているため、すり減ってしまうのです。

誰でも歳を取るほど、歯は毎日、食事をするので自然とすり減ってきます。それはいいのですが、ここに歯ぎしりが加わると歯が欠けたり、割れたりして歯を失う原因になるのが問題なのです。

残念ながら歯は割れてしまうと、おしまいです。いくら腕のいい歯科医に行ってもどうにもなりません。そうなる前に、歯科医で相談し、手を打つようにします。

・歯科医で型をとってもらい「ナイトガード」を作ってもらう
・弱っている歯や治療が必要な歯はしっかりと治しておく
・かみ合わせのバランスを整える

歯ぎしりから歯を守るために、できることは何かを考えなければなりません。そのためには歯科医に行って定期的に検診を受けることが大切になります。

歯科医だけに頼るだけでなく、もちろん、セルフケアも大事です。

・布団に入ったら何も考えないこと
明日は「あれをやらないと…」「そういえば、あれはどうなっただろう」などと仕事や家事のことを考えていると、これが緊張となり、歯ぎしりを引き起こしてしまうことになります。ですから、布団に入ったら、できるだけ悩みごとや考えごとをしないようにしましょう。

・リラックスすること
口周辺が緊張することで歯ぎしりを起こすので、できるだけリラックスした状態で布団に入るようにします。
また、高すぎる枕も噛みしめやすくなるので、適度な高さに調節するようにします。
・左右均等に噛むこと
食べるのが早い人や硬いものが好きな人も要注意です。噛む回数を増やして、ていねいに噛むことを心がけるようにしましょう。また、左右均等に噛むようにすることも大切です。

たかが「歯ぎしり」と思われるでしょうが、歯がすり減る、割れる、詰め物が外れる…といったさまざまな影響を与えるので、注意が必要になるのです。気になったら、歯科医に相談してみましょう。

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