インプラントの治療期間ってどれくらい?治療の流れは?

インプラントの治療期間ってどれくらい?治療の流れは?

インプラントは治療期間が長いですよね。その理由は骨とボルトがしっかりと結合するまで待たなければいけないからです。インプラント治療の流れも紹介していきます。 2018年05月20日作成

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インプラントは治療期間が長いですよね。その理由は骨とボルトがしっかりと結合するまで待たなければいけないからです。インプラント治療の流れも紹介していきます。 2018年05月20日作成

インプラント治療の期間はどのくらいでしょうか。みなさん長いということしかわかりませんよね。今回はインプラント治療の長さについて説明していきます。

インプラントは約半年かかる

出典元:https://www.shutterstock.com/

インプラントの治療には約半年かかります。歯科の治療は毎週通院するなど長くなりますがその中でも半年って時間は長すぎると思いませんか?

インプラントはボルトを顎の中に埋め、それが骨と結合するまで待つ必要があります。結合するまでの時間で半年ほど必要になるのです。骨とボルトが結合することを「オッセオインテグレーション」と呼びます。

ただインプラントの治療を始めてインプラントが入るまでを治療期間と決めた場合は半年ですが、インプラントのメンテナンス・定期検診を行い日常生活の一部にインプラントのケアが入るよう習慣付くまでを考えれば3年ほどかかります。

多くの患者さんはインプラントを入れるまでを治療期間と考えてしまいますが実際はそうではなく、自分の生活の中にインプラントが身につくまでを治療期間と呼びます。インプラントを応急処置のように考えている患者さんはアフターケアを怠りすぐにインプラントがダメになってしまうケースがあるのです。

インプラントの定期検診やメンテナンス

定期検診・メンテナンスで実際に患者さんがすることとはどのようなことでしょうか。

・ レントゲン検査

インプラントのボルトと骨のオッセオインテグレーションが緩んでいないかをレントゲンを用いて検査します。毎日の歯磨きで手抜きをしていたり磨き残しがあるとオッセオインテグレーションがなくなってくることもあります。

・ インプラントの破損チェック

インプラントが破損していないか目視で確認します。インプラントの歯は陶材でできていて破損すると口の中を傷つけてしまう可能性もあり危険です。

・ インプラントが揺れないか

オッセオインテグレーションがなくなるとインプラントが揺れてきます。インプラントが揺れていないかも定期検診でチェックされるポイントです。

・ 磨き残しチェック

メンテナンスで一番大切なことはセルフケアとプロによるケアです。セルフケアでは毎日行う歯磨きが大切になってきますが磨き残しはどうしてもできてしまいます。磨き残しができやすい部位を自分で理解しておくことで磨き残しを少なくできます。

インプラント治療の流れ

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実際にインプラント治療はどのような流れで進んでいくのでしょうか。

1. 問診

患者さんがインプラントでいいのかを聞きます。保険診療で対応出来る部分入れ歯やブリッジの選択肢でなくインプラントで良いとなった場合、次へ進みます。

2. 型取り

最初は型取をしてインプラントを埋めるスペースがあるかチェックします。歯がない状態を放置していた患者さんの場合、インプラントを埋めるスペースがなくなっている場合があるからです。

3. CT検査

型取りでわかることは歯同士の関係性です。顎の中まではわかりません。なので顎の中を検査するためCTを撮影してどの方向でどの深さまでインプラントを埋めるのか想定します。

4. 説明

今までの検査結果をもとに患者さんに説明をします。患者さんから同意を得られたらインプラントの治療がスタートします。

5. 治療

治療は手術とインプラントの頭部分をつける2パターンに分けられます。

6. 定期検診・メンテナンス

定期検診・メンテナンスの重要性について紹介しました。

以上の流れに沿ってインプラント治療は進んでいきます。1~5までは半年ですがメンテナンスが完璧にできるまでは2年ほどかかります。

インプラントは治療が終わった後が本当の治療スタートと言っても過言ではないです。治療期間が長いからといって途中でモチベーションが下がる患者さんもいます。しかし、せっかくインプラント治療に踏み切ったのであれば、歯磨きの仕方までマスターして一生涯使えるインプラントにしてみませんか?インプラントの治療期間に関する記事でした。

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