ご自身の歯が歯周病になっていないか不安に感じたことありませんか?この記事では、歯周病の概要と対策を紹介するとともに、歯周病のチェックが行える項目を記載しています。ご自身の歯をチェックして、歯周病に備えてみましょう。
セルフチェックを行う前に。歯周病とは?
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歯周病とは、細菌の感染によって歯の周りの組織が炎症を起こす病気のことを言います。歯ぐきの炎症として広く知られていますが、正確には歯肉・歯根膜・歯槽骨・セメント質の歯の周り全体の炎症を表しています。歯肉だけが炎症している状態を歯肉炎と呼び、歯根膜・歯槽骨まで炎症が広がっている状態を、歯周炎と言います。また、歯槽膿漏という単語を耳にしたことがありませんか?歯槽膿漏が、歯周病でも症状が重い状態のことです。また、初期状態の歯周病は、痛みがないため無自覚のまま症状が悪化していきます。手遅れになる前に、歯周病を発見するためのセルフチェックが欠かせないんです。
歯周病のセルフチェックを行ってみよう!
歯の赤みが気になる、食べ物が食べづらくなったなど歯周病を予期しているような症状、現れていませんか?痛みがないため気づくことが難しい病気が歯周病です。歯周病を早期に発見しておくことで、炎症が悪化することを防ぐことに繋がります。ご自身の口内を鏡で確認してみましょう。下記の項目に何個当てはまるでしょうか?
・歯肉の色が赤く腫れている
・歯垢がたまっていることが見てわかる
・口臭が気になる、口臭を指摘されたことがある
・疲れているときに、歯肉が腫れやすい
・歯の間に隙間ができてきた
・歯がグラグラしている
・冷たいものがしみる
・朝起きた時、口内にネバネバを感じる
・歯の隙間に食べ物が挟まりやすい
・固いものが噛めない
上記の項目に、1〜3個当てはまった方は、歯周病の可能性が十分にある状態です。適切な歯磨きを行うなどの対策を取りましょう。4〜5個当てはまった方は、歯周病が口内に広がっている状態です。十分な対策や治療が必要となります。6個以上当てはまった方は、歯周病ですので早期に治療をする必要がある状態を指しています。
あなたは何個の項目にチェックが入りましたか?上記の項目の一つだけに当てはまっている場合でも、歯周病になっている可能性は十分にあります。特に歯がグラついたりしている場合や赤い腫れが目立つ場合には、重度の歯周病の恐れがあります。セルフチェックを行ってみて、歯周病の危険性を感じた方は、症状の悪化を防ぐため治療を行うようにしましょう。
セルフチェック後の歯周病対策
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セルフチェックにて、1〜3項目のチェックがついた方にも、歯周病の対策は必要です。歯周病は、歯垢(プラーク)が歯の表面につくことにより起きる病気です。プラーク1mgは10億個の細菌を持っていると言われています。この細菌が歯周病を悪化させる原因となっています。プラークは、ブラッシングが十分でなかったり、砂糖を過剰に摂取した後に作られる物質です。そのため、歯周病対策にはきちんとした歯磨きが欠かせません。特に、歯と歯ぐきの隙間をきちんと磨く必要があります。また、生活習慣の悪さも、歯周病を悪化させる原因とも言われています。喫煙・ストレス・不規則な食事などにも気を配りましょう。生活習慣を整えることが、身体の健康のためにも、歯周病対策においても重要です。
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