虫歯の治療方法の様々な種類とは？

歯医者さんが虫歯の治療方法を決めるには、患者それぞれの症状が大きく関係します。そのため、自分の症状に合った治療方法を知り、少しでも不安を和らげてから受診することをおすすめします。

虫歯は治療方法によって、治るまでの期間が異なります。虫歯が大きいほど治療に要する期間が長くなり、長期間の通院が必要になることも。

そもそも虫歯とは、細菌が原因で引き起こります。日頃からきちんと歯磨きをしていても、磨き方が悪かったり、歯並びの影響でブラシが行き届かない、などの原因で発症する場合もあります。虫歯を発症すると、その部分に穴が開き、それがすりばち状に広がっていきます。そのまま放置すると、歯の神経まで達し、冷たい物を食べた時に鋭い痛みが生じます。その状態から治療を始めると、神経の治療が必要になるため、治療の期間が長くなってしまいます。それとは逆に、初期段階で虫歯の治療を受けることで、期間は短く、値段も安く済む場合があります。

そこで、必要とされる治療の期間、料金の一般的な目安を、虫歯の進行別で見ていきましょう。

初期の虫歯の治療として一般的におすすめされている方法が、コンポジットレジンを使った治療方法です。コンポジットレジンは、1本の歯に対して要する治療回数が1回なので、1日で治療が終わります。大幅に歯を削る必要がないため、白く目立たない程度の詰め物をするだけで済みます。

1回の治療で終わるため、料金も1500円～2500円と安く済みます。そのため、治療の種類の中では最も安く、短期間で済む方法と言えます。

初期の段階で虫歯に気付くためには、歯医者さんでの定期検診を行なうことをおすすめします。そうすることで、虫歯になってしまったとしても、短い期間での虫歯の治療が可能です。

初期に比べ虫歯が進行してしまった場合、虫歯の治療方法の種類としては、歯を削り、型をとって詰め物をしなければなりません。詰め物は一般的に金属、またはセラミックになります。最近ではセラミックを使用した治療方法が多くなりつつあります。特に見える部分であれば目立たないというメリットがあるため、金属よりセラミックがおすすめです。

セラミックは白い詰め物なので、治療後も自然な状態を保つことが出来ます。しかし、保険が適用されないため、費用は4～5万円と高額になります。治療方法は、歯を削る、型をとる、詰め物をする、という流れになり、期間は1～2週間程度かかります。

虫歯が酷くなると、治療方法の種類としては、神経の治療、または抜歯が必要になります。神経の治療は2～3回で終わる場合がほとんどですが、その後差し歯や詰め物が必要になります。差し歯の治療をする場合、さらに2～3回通院するため、期間が長くなります。

抜歯をする場合、抜歯自体は1日で終わりますが、その後消毒のため2～3回通院し、傷の治りを待ちます。その後、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどを抜歯した歯の代わりに入れることになります。

差し歯や入れ歯、ブリッジ、インプラントは、値段がそれぞれ異なりますが、場合によっては高額な治療費が必要になります。そのため、きちんと説明を聞いてから決断することをおすすめします。

虫歯は進行具合によって治療期間、料金が大きく異なり、進行に伴い期間が長くなり、料金が高額になります。そのため、虫歯になってしまった際には、初期段階で治療を受けることが重要となります。

虫歯の治療方法の種類を知ることで、放置すると後々どうなるか、ということがわかりましたね。健康な歯を保つためにも、歯医者さんでの定期検診を受け、虫歯の進行を防ぎましょう。