つけ爪のようなラミネートべニアとは。メリットとデメリットを紹介

つけ爪のようなラミネートべニアとは。メリットとデメリットを紹介

セラミック製の薄い板を貼り付け、歯を美しくするラミネートべニア。どのような人に向いているのか、メリットやデメリットを紹介します。 2018年09月18日作成

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セラミック製の薄い板を貼り付け、歯を美しくするラミネートべニア。どのような人に向いているのか、メリットやデメリットを紹介します。 2018年09月18日作成

TOPIC 01

ラミネートべニアとは、どのようなもの?

白く美しい歯にあこがれている人は多いと思います。歯を白く方法には、いくつかありますが、ラミネートべニアもその一つです。

では、ラミネートべニアとはどのような方法なのでしょう。

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どんな方法で、何を使うの?

「ラミネート加工」という言葉は聞いたことがあると思います。フィルムなど薄いものを貼り付けて補強する加工法のことを言いますが、ラミネートべニアとは、べニアのような薄い板を接着剤で歯の表面に貼り付けて、歯を白く見せたり歯並びを整えたりする治療法のことです。貼りつける薄い板のことを「チップ」や「シェル」などと呼びます。

もともとは1920年代に、ハリウッドの映画俳優が歯をきれいに見せるため、歯に装着していたのが始まりだとされます。日本では80年代ごろから芸能人が使用し始めたようです。しかし、当時のチップはレジンという歯科用プラスチックでできていたため、変色しやすく、使っているうちに擦り減ってしまうという問題がありました。

現在は、セラミック製のチップが開発されて、変色がしにくくなり、強度もあがっています。

歯や体に悪影響はないの?

ラミネートべニアに使われるセラミックや接着剤は、歯科治療に広く使われているものですから、人体への影響はほとんどないと考えられています。

しかし、チップを貼り付ける前に歯の表面を削る必要があります。歯を削るといっても、エナメル質という表面の硬い部分を0.3ミリ~0.8ミリ削るだけなので、生活にほとんど支障はありません。

TOPIC 02

ラミネートべニアの施術方法とは

ラミネートべニアによる治療は実際にどのように進められるのでしょうか。ラミネートべニアの治療に適している人とあわせて紹介します。

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歯を削り貼り付けるだけ

ラミネートべニアの治療は、まずカウンセリングから始まります。歯をどのくらい白くしたいのか、歯並びまで整えるのか、予算はどれくらいか、など患者の希望を聞いたうえで、治療する本数など施術内容を決めていきます。

中にはラミネートべニアが適さない症状もありますので、このときに別の方法を提案されることもあります。

思うような結果にならなかったと後悔しないようカウンセリングはしっかり行いましょう。カウンセリングで、医師との間でイメージを共有できないと感じたときは、一度見送った方がいいかもしれません。

カウンセリング後は、型どりをしてチップを製作。歯を0.3~0.8 ミリほど削って、上からチップを貼り付けます。通院回数は2回から3回で完了する歯科医院が多いようです。

ラミネートべニアに向いている人、できない人は

ラミネートべニアは、短い期間で歯を白くしたい人、矯正以外の方法で歯の隙間をなくしたり歯の形をととのえたりしたい人にむいています。

しかし、ラミネートべニアに向いていない歯もあります。たとえば、大きな虫歯があるなど歯の表面に問題があるとチップを貼り付けることができませんし、虫歯治療で神経をとっていると、歯がもろくなってしまうため、ラミネートべニアをすることで歯が折れやすくなる可能性があります。

また、大きく乱れた歯並びを整えることはできませんし、歯ぎしりや噛みしめの癖がある人は、チップが割れてしまう恐れがあります。

TOPIC 03

ラミネートべニアのメリットとは

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自然に近い仕上がりで歯を白くできる

歯を白くする方法には薬剤で歯を漂泊するホワイトニングもありますが、虫歯で神経を取った歯などはホワイトニングでは白くなりません。また、体質的に薬剤が合わない人もいます。
 
また、ホワイトニングは時間が経つと色が元に戻ってきてしまいますが、セラミックは変色することがないので、破損しないかぎり白さを保つことができます。色も自分の元の歯に合わせて選ぶことができるので、自然な仕上がりになります。

歯並びを整えることができる

歯の表面にチップを貼り付ける際に、歯の隙間や歯の形のいびつな部分を覆い隠すことができるので、短期間で歯並びの見た目を整えることができます。

しかし、対応できるのは程度の小さな隙間や歯並びの乱れだけで、歯が欠けたりして大きく空いた隙間や前後に飛び出した歯が何本もあるような歯並びまでは整えることはできません。

TOPIC 04

ラミネートべニアのデメリットは

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保険が適用されず高価

ラミネートべニアは保険が利かず、全額自費治療となります。費用は医師が自由に設定できますから、使う素材や歯科医院の治療方針によって大きく異なります。歯1本につき5万から15万円あたりでしょうか。

セラミックを使った被せ物や矯正治療に比べれば、費用はかかりませんが、決して安くはないので、治療を受ける前に費用についてもしっかり確認しましょう。

割れたり外れたりすることがある

歯ぎしりや歯を強く噛みしめる癖のある人は、貼り付けたチップに大きな力がかかり、チップが割れてしまうことがあります。

また、以前はチップがはがれることがまれにあったようですが、接着剤の性能が向上し、はがれることはほとんどなくなったといわれます。

特に気を付けたいのが、歯科医の技術です。チップを貼り付ける前に歯を薄く削る必要がありますが、ここに技術の差が現れます。削り具合が不十分だと歯が分厚くなってしまいますし、削りすぎると歯に大きなダメ―ジを与えてしまいます。

TOPIC 05

まずは信頼できる歯科医に相談を

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ラミネートべニアが一般に普及してきたといっても、まだ30年弱。熟練した医師はまだ多いとはいえません。後のトラブルを防ぐためにも、治療は知識も経験もある歯科医師のもとで受けるのが望ましいでしょう。

下調べやカウンセリングをしっかり行い、十分に納得したうえで治療を受けるようにしましょう。

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